サッポロ夏割を使って2泊3日、札幌に行ってきました。

「余市蒸留所」に行きたい!!
ウィスキー大好き人間の旦那氏がとても行きたがっていたので、行くことにしました。
ちなみに、私ユリヒャンはウィスキーが超好きかというとそうではありません(すみません)。ワイン派なので、香りが良いものが好きなので超はつかないけど多少はウィスキーを嗜みます。
余談ですが、余市(よいち)と読みます。ここでは略して余市と言ってますが、自治体名は余市町(よいちちょう)です。我々は「よい⤵ち」と発音していましたが、北海道ネイティブは「よい⤴ち」と発音していた気がします…。
余市蒸留所とは

お酒を飲む方ならご存じ「ニッカウィスキー」のウィスキーを作っているところの一つです。
朝の連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝が作った、ニッカウィスキー最初の蒸留所です。建物も当時のものが残っているので、古き良き時代(適切な表現がわからん)を体験させてくれます。

香り豊かなおいしいウィスキーの蒸留所がたくさんあるスコットランドの気候に似ているということから、ここ余市を選んだそうです。

うん、確かに余市ならおいしいウィスキーできるのも納得!
余市へGO!~今回はバスで~
車で行く場合は駐車場があるので停める場所は困らないと思います。ただしドライバーはお酒飲めません。
公共交通機関の場合、札幌から行くには「電車」と「バス」の行き方があります。
個人的なおススメは「バス(高速いわない号)」です。
コロナ前(2018年)ですが、実は電車で同じように余市まで行ったことがあります。小樽~余市までの電車はかなり混雑していました。理由として考えられるのは、1両編成と少なく、本数も札幌と比べると激減すること。さらに余市の先には倶知安・ニセコという世界規模で大人気のリゾート地があるので外国人観光客がかなり乗り合わせることです。また、11月に行ったので雪が降りめちゃめちゃ寒かったです。
バスの場合札幌から余市まで1本です。小樽で乗り換える必要もありません。値段も電車とあまり変わらないので、バスの方がより気軽に行けます。

札幌駅のバスターミナル(エスタ近く)に余市に行けるバスはあります。写真で言うと右方面に向かう必要があります。

1番乗り場は奥にあります。少し分かりづらいかもしれません。

振り返るとこんな感じ。1番奥です。

1時間に1本くらいと、本数が極端に少ないわけではないです。
あと、交通系ICカード使えます(これは嬉しい!)。私も堂々と北の大地でnimocaを使いました。チャージは事前に済ませておきましたが。
片道1,100円かかるので、多めにチャージしておきましょう。

高速も乗ります。
海沿いを走るので道中の景色もなかなか素晴らしいです。(写真に収めておけばよかった~)

「余市駅十字街」で降車します。ちょうど写真のバスが停まっているあたりがバス停です。
交差点を曲がればもう余市蒸留所はすぐです。交差点から見えます。
余市蒸留所の反対側がJR余市駅です。
いざ、見学!
コロナ前では見学自由でしたが、今は完全予約制です。そして、無料です。試飲含めて、無料です(大事なことなので2回)。
我々も事前にツアーを予約していきました。
入ってすぐのところで受付をします。スタッフさんがいて検温と消毒をしてくれます。案内に従っていけば大丈夫です。

受付が終わったら、待合室へ。

北海道といえども、夏の日差しは強いです。屋内は良い具合に涼しかったです。
ニッカウィスキーの歴史やウィスキーが展示されています。

時間になると、ガイドさん主導で場内を見学していきます。
旧事務室。重要文化財です。ニッカウィスキーの元は大日本果汁会社。ウィスキー製造には年数を要するので当初はリンゴジュースを作っていたそうです。そして「ニッカ」って何かと思えば「大日本果汁」だったとは…(衝撃の事実)。


この中でウィスキーの原料である二条大麦が蒸留されていきます。なんと、蒸留所ができたときの機械も現役で動いているそうです!そして蒸留に使われる燃料は石炭。このオールドな感じ、ウィスキーにはロマンがあるなぁ、って思ってしまいます。

飾られた樽、そして建物も風情が出ます。

いよいよ試飲!

試飲はツアーの中にも含まれています。ウィスキー(シングルモルト)・アップルワインの中から1つ選んで飲むことができます。
もちろん、お酒が飲めない方やドライバーの方も楽しめるようにジュース(ノンアルコール)も用意しています。
ガイドさんがノンアルコール希望の方を先に集めて案内をしていました。
なお、こちらの試飲でガイドは終了となります。試飲後は自由見学が可能です。
ガイドさん、「研修中」という札を下げていましたが、十分立派な案内でした!
フレッシュな感じで、最後に参加者から拍手が巻き起こってすごく温かい気持ちになりました。

試飲会場は建物入って2階です。

ウィスキー・アップルワインの場合、飲み方を選べます。カウンターでスタッフさんにオーダーして出してもらうような形です。

アップルワイン×炭酸割りを頼んでみました。
汗ばむ陽気に、冷たい炭酸とアップルワインの甘さが絶妙!
これは大変美味しいです!!
ウィスキーあまり得意でないという方にもおススメできます。

こんな感じで提供されます。
旦那氏はシングルモルトを生で楽しんでました。ストレートの場合お水も一緒にもらえます。

大事なのは、おいしくいただくこと!

ここで気を付けなければならないのが、試飲の時間は15分とやや短めです。
ちびちび嗜みたい方にとっては、ちょこっと物足りないかもしれません(;^ω^)
旦那氏はちびちびしたそうでした(笑)。
補足:コロナ前は3種類飲めました。しかも、生のウィスキーが3つグラスに入っていて、セルフで炭酸・水割り・ロックができる形でした。

コロナ対策で接触する時間・機会を減らしているのだと思います!
ウィスキー好きは有料(優良)試飲へ!

有料試飲もあります。
ツアーが終わった後は自由見学ができるようになるので、その時に行きましょう。

建物を取り忘れていましたが、博物館の中に試飲ブースはあります。
中に入ると、雰囲気は抜群。
私は竹鶴ピュアモルト17年を頼みました♪
ウィスキーは男性的なお酒だな、とつくづく実感しました。飲んだ時の樽の香りやらピートやらがダンディなんですよね…(良い意味で)。
これは私が以前に聞いた話ですが、ウィスキーの試飲会ではシルクハットにブレザーをお召しになって来られる方もいるのだとか(日本での話です)。
ウィスキーの本場はイギリス。紳士の嗜好品。
雰囲気から楽しむのも凄くわかる気がしました。
ウィスキーの熟成について(小噺)
ここでウィスキーの熟成について触れましょう。
竹鶴17年など、ウィスキーは長年樽に寝かせて熟成させます。熟成年数が増えるほど、お酒は高価になります。

寝かせた年数と中に入っているウィスキーの量の模型です。
ウィスキーはアルコール度数が高いお酒です。つまり、揮発しやすいです。熟成させると、どうしても減っていきます。寝かせた年数が長いほどウィスキーが少なくなるので、貴重になっていくのです。
ウィスキーがなくなっていくことを「エンジェルシェア(天使のわけまえ)」というようです。
かっこいいネーミングです。(ちょっとGLAYを思い出しました。)
近くにいた小学校中学年くらいの子も「エンジェルシェア」を連発していました。それくらいインパクトがありますよね。
お土産も充実!

お土産屋さんもあります。試飲会場のお隣の建物です。

ウィスキーがずら~っと!ファンは必見です。

旦那氏、喜びすぎて爆買い(きちんと1人〇本までと制限守ってます)

ミニサイズのアソートみたいなものもありました!これは自分用にもお土産にもバッチリですね!

クマは本当にサケが好きだな~。
まとめ
余市蒸留所は中に入ると”古き良き時代”のウィスキーの世界に浸れます。
建物が醸し出す雰囲気もさることながら、余市という場所の雰囲気がそうさせているのかもしれません。また、竹鶴政孝氏・リタ婦人の熱意も伝わってきます。
そして夏の爽やかな気候の中の見学は最高でした。(なお冬はめちゃくちゃ寒いです笑)
ウィスキーが飲めなくても、十分楽しめます。
お子様連れの方もちらほら見えました。小学生くらいのお子も楽しんでいるようで。
ウィスキーを歴史・醸造から学ぶ。英才教育だと感心してしまいます(*´ω`*)
ぜひ、札幌に訪れたら少し足を延ばして余市に来てみてください♪
最後までお読みいただきありがとうございました!